hiritu(ヒリツ)オーロラは、シリーズ最高峰の輝きと質感を叶える視覚処方で、内側から広がる豊かな質感と輝きを実現した、hiritu史上、圧倒的に美しいツヤ髪に。
今回お話を伺った、株式会社magicnumber 企画開発部 マネージャー 岩淵あゆみ様(右)企画開発部 小山真利奈様(左)
会社の事業内容を教えてください
美容系商材を中心に展開するビューティーメーカー事業を主軸に、Webプロモーションを得意とする広告代理店事業、Web制作を中心としたクリエイティブ受託制作事業を行っております。

山田製薬にご依頼前の課題
まず一つ目が、製品の訴求力の強さと明確な付加価値の確立という点でした。社内で化学的根拠に基づいた知見が少なかったので、製品の付加価値をどう伝えるかで悩んでいました。
二つ目の課題が、製品開発のスピードアップでした。市場投入のスケジュールは決まっていて、かなりタイトなスケジュールの中、開発途中での仕様変更や改良が何度も発生して、プロジェクト全体が遅れてしまうケースがあったんです。付加価値の高い製品づくりと、製品開発の効率化が両立できていない点を課題に感じていました。
山田製薬に依頼して良かった点
一番大きかったのは、毛髪研究の豊富な知見と実績を活かした処方や訴求の提案をしていただけることですね。研究の方からの提案により、製品開発において情報に厚みが出て、内容の濃さが格段に増したんです。それから研究担当者と直接コミュニケーションが図れることが本当に助かりました。スムーズで要望にブレのない製品を提案して頂けるんです。密な話し合いや、すり合わせ、直接やり取りできることで明確性が保たれていました。
また、実際にラボで剤を触りながら直接対話もできるので、言葉や文字では伝わりにくいニュアンスや感覚も、解像度高く伝え合うことができました。距離感が近く、気兼ねなくご相談もさせていただけたことで結果的に改良回数も少なく、時間短縮にもつながり大変助かりました。
アフターフォローの面でも素晴らしくて、発売記念イベントで、研究の方とインフルエンサーさんが一緒に登壇してくださったときは、「もっと話を聞きたい」という声も多くて、参加者の皆さんの満足度も非常に高かったですね。

山田製薬に、依頼(相談)した理由や決め手は何でしょうか?
山田製薬さんは、かなり前から気になっていました。サロン向けの製品製造で豊富な実績をお持ちで、特に高付加価値な商品を作れる技術力があるということは、以前から知っていました。
ヘアケア業界では有名な会社さんで、営業さんからのメールでコンタクトを取るようになったんです。その頃から『いつか何かでご相談させていただきたいね』という話は、社内でも出ていました。
そして今回、オーロラの企画でコンペを実施することになったとき、真っ先にお声がけさせていただきました。決め手になったのは、処方の方向性や訴求内容の魅力など、納得性の高いご提案をしていただけたことですね。提供していただいたサンプルも社内で高く評価されて、これが大きな決定打となりました。社内で共有できる情報も豊富に提供していただけて、本当に心強かったですね。
hirituの特徴や市場における差別化ポイントについて教えてください。
hiritu最大の特徴は「美しい髪の黄金バランス」に着目したバランスケア処方です。なりたい仕上がりやお悩みに合わせて選べるラインナップを展開しつつ、それぞれの特徴に合わせてしっかりと機能性を待たせた処方組みにこだわっております。
そのうえでとても難しいのが、フリー成分の順守を徹底しながらも、満足度の高い使用感と機能性を実現することなのですが、山田製薬さんの技術力によりそういった制約がある中でもお客様が実際に使って「これは良い」と実感できるクオリティを維持できました。機能性と使用感を高いレベルで両立させた処方は、非常に評価されています。
そのうえでとても難しいのが、フリー成分の順守を徹底しながらも、満足度の高い使用感と機能性を実現することなのですが、山田製薬さんの技術力によりそういった制約がある中でもお客様が実際に使って「これは良い」と実感できるクオリティを維持できました。機能性と使用感を高いレベルで両立させた処方は、非常に評価されています。
そして、hirituのもう一つの大きな差別化ポイントが、香りへのこだわりなんです。単純に「良い香り」ではなく、まるで香水のような「個性や複雑性」と「嗜好性の高さ」を両立した香りを実現できたんですね。万人受けを狙って、どうしても無難になりがちな香りですが、hirituは違うんです。奥行きがあって、時間とともに変化していく香りの設計になっていて、使う人がその香りに愛着を持てるような、個性的で印象に残る香りに仕上がっています。実際にお客様からも「この香りが忘れられない」「使うたびに気分が上がる」といったお声をいただいているんです。これは他の製品ではなかなか真似できない、hiritu独自の強みだと自信を持っています。
開発過程での想い、こだわり、苦労があれば教えて下さい。
既存品であるスムース・モイストとの使用感と仕上がりのすみ分けや差別化に苦労しました。同じブランドライン内での展開だったので、「新シリーズならではの特徴は何なのか」を明確にする必要がありました。お客様に「これまでの製品とどう違うの?」と聞かれたときに、はっきりと答えられる、新シリーズの明確なコンセプトや処方面での差別化ポイントを作り出すのは本当に大変でした。
仕上がりについては比較的早い段階で満足のいく結果が得られたのですが、洗浄成分のフリー希望を遵守したまま、満足のいく"泡立ち"を実現するのも非常に困難で、泡立ちを良くするために使われる成分を使えない制約の中で、お客様が期待する豊かな泡立ちを作り出すのは技術的にかなり難しかったです。
製品の中身がしっかりしていないと、現在の市場では、すぐにお客様に見抜かれてしまうのではないかなと思っています。どんなにパッケージデザインが魅力的であっても、どれほどプロモーション戦略が優れていても、製品そのものに価値がなければ、長期的な成功は望めない時代になったと感じています。

販売後のお客様の反応・反響はいかがでしょうか?
おかげさまで、使用感と仕上がりともに大変ご好評いただいています。オーロラシリーズでは髪の「美しいツヤ」をコンセプトに開発を行ったのですが、実際にお客様からは「仕上がりのツヤがサロンクオリティ」「シャンプー難民から解放された!」といった、本当に嬉しいお声をたくさんいただいています。
特に「シャンプー難民から解放された」という言葉をいただいたときは、開発チーム一同、本当に感動しました。また、美容専門家の方々からも非常に高いご評価をいただいています。仕上がりはもちろんですが、成分面でのこだわりも認めていただけて、プロの視点からも太鼓判を押していただけているのは本当に心強いですね。自信を持って発売した事もあって、スタートダッシュがすごく良くて、当初の予想を大幅に超えてくれています。

今後の展望についてお聞かせください。
製品ラインナップの増大を図り、ヘアケアブランドとして更なる認知拡大を目指していきたいと思っております。別カテゴリーの商品展開も現在構想段階にありますので、ブランドのスケール拡大と市場における存在感の強化に尽力してまいります。
長く愛されるブランドになるために引き続き創意工夫を凝らし、山田製薬様のお知恵をいただきながら素敵な商品を生み出し続けていきたいと思います。