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お役立ち情報:知恵袋

頭皮のべたつき・汗臭の原因と対策|スカルプケアOEM企画のポイント

2026.8月.27

この記事で学べること


  • 残暑に増える頭皮のべたつき・泡立ち不足のメカニズム
  • 頭皮の汗臭が発生する原因と、対策に有効な殺菌成分
  • 「皮脂コントロール×清涼感」を叶えるスカルプケア処方のポイント
  • 季節需要を捉えた夏~秋向けヘアケアOEM企画のヒント

「頭皮のべたつきが気になる」「シャンプーが泡立ちにくい」といったお悩みは、残暑が厳しい夏から秋口にかけて特に増える傾向にあります。この記事では、処方のプロフェッショナルである山田製薬の研究員が、頭皮トラブルのメカニズムから、汗臭対策に有効な成分、OEM企画に活かせる処方設計の視点まで詳しく解説します。スカルプケア製品の開発ヒントとしてぜひお役立てください。

目次


残暑の頭皮ケア:べたつきと泡立ち不足の共通原因

汗を拭く女性

サロンや美容師さんのもとには年間を通じて頭皮に関する相談が寄せられますが、特に暑い時期は汗や皮脂の分泌が増えるため、トラブルが一層目立ちやすくなります。9月以降も暑さが続く近年では、真夏と同様に汗・皮脂の分泌が活発な状態が続きます

「頭皮のべたつき」や「シャンプーの泡立ち不足」には、共通の原因として「皮脂汚れ」が挙げられます。季節的に皮脂が増加し、毛穴に皮脂や汚れが蓄積しやすくなるためです。蓄積した皮脂が酸化すると、ニオイや不快感に直結するため、残暑の時期は「皮脂コントロール」を意識した頭皮ケアが非常に重要となります






原因別!頭皮環境と泡立ちを改善するアプローチ

頭皮のマッサージをする女性

頭皮のべたつきや泡立ち不足には、それぞれ異なる原因が絡み合っています。「べたつき」と「泡立ち不足」の2つの観点から、原因とそれに対応する改善アプローチを整理しました。製品企画やサロンでのアドバイスにぜひご活用ください。

① 頭皮のべたつき対策・改善アプローチ

原因 改善アプローチ
皮脂汚れの蓄積
汗や皮脂が毛穴に詰まり酸化して炎症やにおいの原因に
・予洗いをしっかり行い、必要に応じて二度洗いを実施
・サロンや自宅での炭酸スパやクレンジングを取り入れる
洗いすぎによる皮脂の過剰分泌
必要な皮脂まで取り除くと乾燥し、皮脂が逆に増加
・1日に何度も洗わず、マイルドなシャンプーや肌質別のラインナップを使用する
生活習慣の乱れ
脂質の多い食事、睡眠不足、ストレスは皮脂分泌を増加させやすい
・質の良い睡眠、栄養バランスの取れた食事、ストレスコントロールを意識する

② シャンプーの泡立ち不足対策・改善アプローチ

原因 改善アプローチ
皮脂汚れ・スタイリング剤の蓄積
頭皮のべたつきと同様に、予洗い不足で汚れや残留オイル、バーム、ワックスなどが残ると泡立ちが悪化
・38℃程度のぬるま湯で予洗いを十分に行う
・1回目で全体を洗浄し、2回目は頭皮を中心に丁寧に洗う(二度洗い)
シャンプーと髪質の相性
軟毛細毛⇔硬毛太毛で泡質の相性が異なる
・軟毛細毛には軽めシャンプー、硬毛太毛にはしっとり系を選択
・ダメージレベルも加味してパーソナル化する

💡 洗髪時の温度のワンポイントアドバイス

暑い時期は冷たい水で洗髪したくなりますが、冷水は皮脂を固めて落ちにくくしてしまうため避けるのが望ましいです。予洗いは「38℃程度のぬるま湯」で行うことが推奨されます





汗臭のメカニズムと処方設計に有効な成分

汗線の種類

皮脂と並んで頭皮環境に大きな影響を与えるのが「汗」です。汗のメカニズムを理解することで、より的確な製品設計が可能になります

汗自体は無臭?汗臭が発生する仕組み

人間の汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります

  • エクリン腺:全身に分布し、体温調節のためにかくサラサラした汗。水、塩分、ミネラルが中心です
  • アポクリン腺:特定の部位(脇や耳など)に分布し、水、タンパク質、脂質、アンモニアを含みます

実は、汗そのものは無臭です。汗に含まれる成分が「皮膚常在菌」によって分解されることで、初めてニオイ(汗臭)の原因となります

汗臭対策に有効な成分「イソプロピルメチルフェノール」

汗臭は菌の分解によって発生するため、ニオイ対策には「菌のコントロール」が不可欠です。有効な成分の一例として「イソプロピルメチルフェノール(o-シメン-5-オール)」が挙げられます

この成分は医薬部外品の有効成分としても認可されており、汗臭の原因菌である「コリネバクテリウム属」などに対して高い殺菌効果・不活性化効果を発揮し、頭皮環境における汗臭抑制に非常に有効です






OEM企画に活かす!季節需要を捉えた処方設計の視点

山田製薬の研究員

ここまで解説した基礎知識を踏まえ、夏から秋口にかけてのスカルプケア製品をOEM開発する際の具体的な処方設計の視点を整理します

  • ターゲット特性の考慮:脂性肌、敏感肌、ダメージ毛、カラー毛など、ターゲットの特性に合わせた洗浄成分と保湿成分のバランス調整が必要です
  • 季節性の要素:残暑が厳しい時期には、「皮脂コントロール × 清涼感」の需要が高まります。季節に応じた使用感の設計が製品の満足度を左右します
  • 成分選定のベストバランス:
    • 適度な洗浄力と、快適でへたりにくい泡質の実現
    • 汗臭・皮脂対策に有効な抗菌・殺菌成分(イソプロピルメチルフェノールなど)の配合
    • 使用感を高めるメントールや炭酸処方による清涼感の付与

関連記事:シャンプーを開発するには?プロセスや事例など幅広く紹介






まとめ:季節のお悩みに応えるスカルプケア開発を

ヘアケア剤の容器

本記事では、残暑の時期に増える「頭皮のべたつき」「シャンプーの泡立ち不足」「汗臭」について、その原因と改善アプローチを整理しました。適切な洗浄方法で頭皮環境を整えること、そして殺菌成分を用いて菌をコントロールすることが、トラブル解消の鍵となります

これらの知識を製品づくりに落とし込むことで、季節の悩みに的確に応える、説得力のある化粧品企画が可能になります

山田製薬では、長年培ってきた処方設計のノウハウと基礎知識をもとに、皮脂・汗対策シャンプーや残暑向けスカルプケア製品など、季節需要に応じたOEM/ODM企画の成功をサポートいたします。新しいヘアケア製品の開発をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください

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【注意事項】
※本記事および該当資料の無断転載・複製・引用を禁じます。
※本記事の解説には、薬機法上の表現として一般向け製品の広告等には使用できない用語が含まれる場合があります。企画検討用の参考情報としてご覧ください。
平山イラスト

▶監修:平山真理子(ひらやま・まりこ)

5年以上ヘアケア製品の研究員として商品開発に従事。サロン向けPB企画を経て、現在は山田製薬で化粧品OEM/ODMの製品企画・営業企画を担当。研究開発とマーケティングの知見を活かし、ブランド価値の創造に取り組んでいる。

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